こんにちは、れいかです。
今回は風俗嬢時代の体験談です。
数ある出会いの中で
命の危険を感じたパターン3選の一つ目を語ります。
あまり怖がわせてはいけないのですが
事実、凶悪事件に巻き込まれ命を落とした女性もいてニュースになったりもします。
私はこうして記事を書いているので
命は取られず生きているわけです。
大袈裟ではなく、本当に生きていることに今日も感謝しています。
私の体験談３選は次のとおりです。
- 出所祝いで風俗に連れてきてもらった青年
- 風俗客に刺されるかと思った日。
- 失神ゲーム強要者を出禁にしなかった最悪な風俗店
今回は初回、出所祝いで風俗に連れてきてもらった青年という体験談を語ります。
この記事の内容
- 出所祝いで風俗に連れてきてもらった青年
- サイコパス？無敵の人はこんな感じなのか？
- 嘱託殺人と刑期。
この記事を書いている私は・・
・・
出所祝いで風俗に連れてきてもらった青年
昼下がりの五反田のデリヘル勤務にて。
呼ばれたホテルは”有楽街” という場末の歓楽街にありました。
いくつかラブホテルがあるので
この界隈の業界人ならよく訪れるでしょう。
システムのことはよくわからないので全てお任せします。
という非常にありがたいお客さん。
なぜありがたいかって、危険度が低いからです。
受身で本番強要もなく安心な人。
みんなこうだったらお仕事もしやすいのに・・。
そう、お客さんとしては。
プレイもひと通り終わり
最後のシャワー時間までの10分程度おしゃべり。余韻に浸りつつ和やかな時間を過ごします。
うん。いつも通りの流れだ。
気になる会話
ここから、命の危険を感じた会話になります。
携帯もだいぶ進化したね。
これ出所祝いに買ってもらったんだけど見て。
iPhone SEっていうの？
今、出所祝いって言いました？
と突っ込もうと思ってやめました。
彼は続けます。
6年刑務所入ってたから。
昨日出てきたばっかりで、さっき買ってもらったけどよくわからない。
一応、店に電話出来たから使えてるんだよね。
6年の服役とはどんな罪なんだろう？
詐欺でもやらかしたのか。それともクスリ？でも6年って・・。
一応・・聞いてみた。
あー・・それじゃあ浦島太郎だね。
で？何やらかしたのかな？
殺人。
・・・
え！何でまたそんなことを？
彼は衝撃の告白をしているのに
何で？というライトな反応しかできなかった事をおぼえています。私も動揺していたようです。
いや、頼まれたからさ。
何でそんなひょうひょうと答えるんだろう。
頼まれたのか？命令だったのか？
頼まれたというのは・・
- 誰かに命令（教唆）されてやったのか？
- 被害者から直接殺してくれと頼まれたのか？
出所祝いという言葉から
この青年は反社会の人だと予想がつきます。
もしかして
前者だけど後者という体で整えた可能性はあるのか？
聞きたいけどやめておきました。
とはいえ、このまま黙っておくのも沈黙が気まずい。何か言わなきゃと思ってしまいました。
ちょーっとまったー！
いやいやそれ、他の女の子だと怖がるから。その話はしないほうがいいかな〜。あはは。
と、土壇場で出てきたリアクションがこんな具合でした。。。
え？そうなの？・・そうか、わかった。
教えてくれてありがとう。
これまた彼はひょうひょうとしていたものです。
・・
サイコパス？無敵の人はこんな感じなのか？
サ・・サイコパスなの？
刑務所での暮らしも生活の環境が変わっただけのようにしか感じていない様子。
サイコというか ”無敵のひと” っていうのはこんなのを言うのかな。
ことばの意味
社会的に失うものが何も無いために
犯罪を起こすことに何の躊躇もない人のこと。ネットスラングです。
特徴的性格は、冷酷・無慈悲・尊大・良心の欠如・罪悪感の薄さなど。
ちなみにサイコパスというのは
日本では精神疾患として扱われます。
そういえばこのお客さん、先輩に連れてきてもらったと言っていました。
この遊びも奢ってもらえたとかで。
先輩ってのはつまり、事務所のアニキって意味なのだろうか。
聞きたいことは色々あるけど
あまり深入りするべきではないので
やっぱり質問はやめておきました。
サイコパス。無敵の人。
いずれにしても私のことは忘れてもらうのが一番です。
印象に残らないように当たりさわりなく60分を終えました。
私が目の当たりにした無敵の人。
しかしあまりに普通の青年で、世の中に馴染んでいる雰囲気。
愛想笑いもするし。会話も一般常識をわきまえている。
とにかく普通という言葉がピッタリで
印象に残りにくいタイプでした。
そのひょうひょうとした物腰は
罪名を聞かされても信じられません。
ここで彼を怒らせたらひょうひょうと刺すのではないかと。
そのポケットには小さなナイフでも入っているのではないのかと。
この話を聞いたのがプレイ後だったことに感謝しました。
初めに知ったらこの60分コースは地獄だったでしょう。
サイコパスなのか？
彼の場合はわかりませんが
少なくとも今で言う “無敵の人” なのだと感じます。
繰り返しの表現になりますが
喜怒哀楽を見せないポーカーフェイス。
何となく場に馴染んで、いたってフツーの人。
なので印象に残りにくいタイプです。
正直に罪状を ”ひょうひょう” と話す人でした。
・・
嘱託殺人と刑期。
ところで、このお客さんの話。
本当だと思いますか？
嘘でしょ？虚言癖じゃない？
私もそれを少し考えました。
で。その日仕事が終わったあと調べてみましたよ。
その結果、ああ、嘘じゃないんだね。
そう確信しました。
嘱託殺人の刑期は通常より短い
頼まれたから殺した。
そう言いました。
被害者から頼まれて殺害する。
だとしたら、これは嘱託殺人という犯罪にあたります。
6ヵ月以上7年以下の懲役または禁錮。
彼は6年間服役していたと言っていました。
確かに計算が合います。
殺人罪としては軽いものの
最長が7年ですので、6年というのは嘱託殺人罪としては重い方になるのでしょう。
真実はわかりませんが確かに罪を犯し服役した青年は、出所後も足を洗うことなく現役続行を貫いているわけです。
風俗店は反社会組織人の出入りを禁じている場合がほとんど。
しかし、特に若い人は入れ墨もなくフツーの雰囲気満載の人が割と多いものなのです。
受付の時点でフィルターにかけることは不可能なこと。
言わなきゃバレないの世界。
なので、このように簡単にすり抜けて風俗で遊ぶことができる現実です。
というわけで
恐怖でガクブルなお客さんに当たってしまった。という体験談でした。
補足・iPhoneの購入時期
最後に補足ですが、刑期の話に矛盾がなかったことなどをあげましたが
iPhoneの販売時系列からも矛盾がなかったことから
このお客さんの話は真実なんだな。と、さらに確信したものです。
・・・
いかがでしたか？大したことなかった？
ふふっ。
実際に「オレ、人殺しちゃったんだ。」と言う人物と裸で過ごしたことありますか？
その恐怖、思い出したくありません。
ではまた体験談でお会いしましょう。
れいかより。
【体験談第2話】風俗客に刺されるかと思った日。
