こんにちは、れいかです。
みなさんは梅毒についてご存知でしょうか?
日本では江戸時代末期に流行した病ですが、壊滅したわけではありません。
しかし一般には、クラミジアや淋病が注視されても梅毒まで心配する人は少ないようです。
その梅毒が2015年以降激増し、特にコロナ禍でその勢いがさらに増している状況です。
今回は梅毒感染者が急増している2つの理由という話になります。
この記事の内容
この記事を書いている私は・・
① マッチングアプリで不特定多数の性交渉が増えた
近年、忘れられていた梅毒感染者の急増には
主に2つの理由があげられています。
- ①マッチングアプリで不特定多数の性交渉が増えた
- ②医者も梅毒感染に気付かない実情
この章では①について語ります。
ふえる梅毒感染者数
まず、下のグラフを見てみましょう。これは梅毒の感染者数の報告人数です。
統計は東京都ですが、全国的にも同じパターンで推移しています。
【梅毒の感染者数の報告数】
グラフでは、2015年以降急激に増加しているのがわかります。
梅毒の感染経路に変化。 2015年以降は ゲイより異性間で増加。
次の表は、感染経路別のグラフです。
異性からの感染か?同性からの感染か?
という統計ですね。
すいません、スマホだと見づらいですが
拡大で大まかに理解できると思います。
【この統計からわかること】
同性間での感染が多く報告されていた。
異性間からの感染経路がダントツに増加している。
↓
【つまりこういうこと】
これが一般にも感染するようになった。
↓
なぜこのような変化が起きたのでしょうか?
実はこれ・・
マッチングアプリの利用者が急増した時期が重なっているのです。
次で解説しますね。
マッチングアプリ利用者と梅毒感染者
下のグラフはマッチングアプリの検索人気指標です。
1015年頃から急激に利用者数が増えているのがわかりますね。
(グラフをタップでわかりやすいページに飛べます。)
何か気付きませんか?
- マッチングアプリ利用者数
- 梅毒感染者数
↑
この2つが同じく1015年頃から激増。
推移が比例していることがわかります。
マッチングアプリによって
気軽に多くの出会いが可能に。
つまり、不特定多数の性的な接触が多くなっているということです。
コロナ禍の風俗とマッチングアプリ
コロナで風俗業がオワコン化して稼げなくなった女性がアプリで売春を募るようになった。
↑
完全にあるあるです。
特にソープや箱ヘルよりも
デリヘル嬢が堕ちる場所になりやすくなっています。
デリは、店舗内で守られている女性と違って
ホテルや自宅を転々と移動して働きます。
スタッフの目は行き届かず闇交渉もしやすいもの。
売春の方がコスパが良いことに気づく。安全、衛生面を考える余裕はありません。
こうして、2020年頃からコロナ禍で風俗業が厳しくなった背景で
稼げなくなった風俗嬢のアプリ売春が多くなりました。
そして2021年の梅毒患者数の更なる増加。
- 風俗のオワコン化
- アプリ売春
- 梅毒
この3つの項目の繋がりに矛盾はありません。
梅毒の増加に “風俗のオワコン化が要因の一つ” になっていると私は考察します。
②医者も梅毒感染に気付かない実情
ここまでは、マッチングアプリによる不特定多数との性交渉増加が梅毒増加の大きな理由の一つだと語りました。
さてここからは、もう一つの可能性。
医者の梅毒見落としです。
医師が梅毒に関心を示していなかった。
医学にはたくさんの論文があります。それは医師の関心を反映する指標になっています。
ところが・・梅毒関連の論文数が少ないというのです。
以下は、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏による記事からの引用です。
日本からの論文を調べたところ、わずか130報しかなかった。2014年までの論文数は年間に2~5報程度だ。
「HIV」で同様に検索すると3176報となる。年間に100報以上の論文がコンスタントに発表されている。
【出会い系アプリと「性病」が無関係と言えない訳・東洋経済オンラインより引用】
続けて記事では、梅毒が急増し始めた2015年でやっと論文数が少し増えた。としています。
とはいえ、2015年で10報、2016年10報、2017年8報、2018年16報を発表。「HIV」の論文数には遠く及びません。
このように、論文数の少なさは
多くの医師は梅毒患者を診察した経験が少ない
梅毒を医学界が関心をもっていないとすれば
医師の梅毒に対する意識も低いのは当然でしょう。
上昌広氏の記事では
梅毒の初期症状を梅毒と気づかず、何となく抗生剤を処方し、治癒している医師が多いのではなかろうか。
としています。
つまり・・
ということになります。
医者は神ではありません。
それ以前に人間ですので間違いはあります。
当たり外れもあるので受診にギモンがあれば、いくつか医療機関を回った方が良いですね。
梅毒の症状についてはググればたくさん出てきますので調べてみてください。こちらにもリンクを一つ貼っておきますので参考にどうぞ。
自然治癒したと勘違い
梅毒の初期では、放っておいても症状が一旦消えます。これを第1期と言います。
なので・・
2期目に入るまで梅毒保持のまま不特定多数の性交渉を行う。
↓
感染を拡大させる。
といった構図が素人目にも想像できます。
1期目から2期までは3ヶ月以上間が空くので
性交渉が頻繁な風俗やアプリ売春を行っていれば相当数、感染を広げてしまいますね。
補足・梅毒だけが急増している
性病といえば、クラミジアや淋病などが有名どころですが
梅毒以外の感染者数は特に増加していません。
それだけ梅毒は本人にも医者にも見逃されやすいわけです。知らないうちにどんどん人に移してしまうのでしょう。
まとめ・不特定多数とのエッチは性病リスク。
今回は梅毒感染者が急増している2つの理由という話でした。
梅毒感染者の急増理由には
- マッチングアプリで不特定多数の性交渉が増えた
- 医者も梅毒感染に気付かない実情
と、最も有力な理由2つをあげました。
不特定多数との性交渉で
たとえ妊娠してもほったらかし、そのまま風俗や売春を続け、ホテルやトイレに産み捨てるような人間がいる時代です。
しかも・・
・・・
いかがでしたか?
最後までありがとうございます。
不特定多数・・
あと腐れなくライトに遊べて
時代に合っているのかもしれませんが
時にそれは野生の動物みたいですよね。
私たちは理性や愛を持っている人間ですから
遊ぶのは大いに結構。でもたまには立ち止まって大切なことを考えてみませんか?
ではまた、れいかより。